「夜桜」

年賀状を頂いた中に加山又造画伯の「夜桜」の作品があった。そこには178．5×364．0?と書いてあるのですぐに屏風であると思った。素敵だなぁと感心しながらその時は見た。画伯のことはもちろん知るはずもない。たまたま昨夜その事実を知ることとなる。犬のｿﾌｧｰの手入れをしている最中、ﾃﾚﾋﾞを付けたら「美の巨匠達」が流れていた。昨夜の特集が「加山又造」だったのだ。直ぐに年賀状で見た名前だと気付く。この方は日本画の伝統的な様式美を現在的な感覚で表現したという。2003年に文化勲章を受章され2004年76歳で亡くなられた方。東京芸術大学や多摩美術大学で名誉教授をしていて、多くの作品を世に生み出した。多くの作品の中から私が知っていたのは1作品だけ。作者を知らずして作品を知っていたとは自分でも驚いた。その絵は版画仕立ての辰の絵「tenryu」である。この2つの絵が同じ作者だったことも驚く。絵の知識が皆無なための驚き。そうなる前に年賀状を頂いた時にﾈｯﾄ等で調べておけば良かった。