同じ間違え

私の大失態を妻が義姉に電話していた。大笑いして居心地が悪かった。妻の姉は名古屋で夫婦で画家。そして8年前から学研の学習塾をやっている。そんな中私と同じ失態を経験していた。学習塾の申し込みで『日高です』と電話が掛かってきた。気がゆるむと人間くずれてしまう。他の名字であれば普通の対応出来たはずなのに。事もあろう事か弟の嫁さんと勘違いして『○○ちゃん、久しぶり。元気？』と話し掛けてしまったという。電話口から『いいえ、違います』と聞こえ、身が凍るような思いをしたという。私だけだと思っていたのでちょっとﾎｯとする。同じ間違えをしていた義姉に親近感を持つ。決して多くない親しみのある名字だからこそ間違えが起きてしまう。どんな名字でも同じであるが、電話は落ち着いて取ろうと心に誓う。