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「共犯者」

2014年1月14日 日記 投稿者:


昨日は松本清張の「共犯者」を鑑賞した。この作品は、数年前に扁桃腺の腫瘍摘出手術をした時に読んだもの。本では主人公が男性だったが映画では女性に変わっていた。内容は似てはいたが設定が微妙に違っていた。主人公は膨大な財産を持っている。それは昔、共犯者と強盗に入り、奪ったものである。共犯者とは犯行後に「今後連絡を取らない」と約束しその後を知らない。ただ主人公は共犯者が今どのような生活を送っているのか気になってたまらない。そこで私立探偵にその共犯者の事を調べさせる。その共犯者は昔九州で事業をするが失敗。その後名古屋でも同じく失敗。共犯者がお金に困っていることを知る。自分は事業に成功しているからそのうちに自分が脅されるのではないかと強迫観念に陥る。結局共犯者は亡くなっていて脅されるはずもないのに、この疑念が無食い取れない。私立探偵は主人公がなぜ共犯者の事を調べさせるのかその理由を探りたくなる。そこで探りを色々入れると主人公が自ら犯行を語る。主人公はその昔母親が病気であり、犯行を起こした。悪いことをすると汚点をしょいながら生きて行かなければならない。成功すればするほどそれが重いのだろう。そんな映画だった。